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🐰うさぎの臼歯不正咬合🐰~part2~

こんにちは🌥️

うさぎ(ネザーランドドワーフ♂ 7歳)の症例の紹介~part2~です。

消化管うっ滞に対する数日間通院での注射を頑張っていただいたおかげで食欲は普段の7割以上回復しました。
今回の『ご飯をほとんど食べず便もほとんど出ていない状態』と奥歯の不正咬合がどれ程の関連があるのかは不明ですが放置しても悪くなる一方なのでご家族と相談し全身麻酔で奥歯を削ることになりました。

全身麻酔前の血液検査・胸部レントゲン検査に大きな異常はありませんでした。
静脈注射で麻酔をかけ、吸入麻酔で麻酔を維持していきます。

うさぎさんの右上の第2前臼歯(棘状)、右下の第1前臼歯、左下の第1・2前臼歯の伸び過ぎている部分をラウンドバー(電動のヤスリ)で口腔内を傷つけないように丁寧に削っていきます。

伸び過ぎてしまった歯根は手を施すことができないため臼歯をなるべく短く整え、噛むことによる打ち込みを少なくします。

麻酔後のうさぎさんの状態も問題ありませんでした。
今後も定期的に歯の状態をチェックしていく必要はありますが、ご帰宅した後もいつも通りご飯を食べてくれているというご報告を頂いて安心しております。